照明

現在は、若手からベテランまで総勢10名で仕事をしています。 本拠地、わらび劇場の内部です。公演を安全に行うためにも、日々のメンテナンスや点検は欠かせません。 舞台天井から照明専用の鉄管を下ろして、灯体の向きや角度、レンズのピントを合わせます。実際の高さをイメージしながら行う、技術と経験がいる作業。 中に、14枚のカラーフィルターが巻物状に入っていて、自由に色を変えられる機材。色のズレなど、トラブルがないかチェックしています。 高所作業をする時の大型タワー。安全に作業が行えるよう、下では必ず介添えがつき、上の人と連携をとっています。声のやり取りによる意思疎通が大事。 介錯棒では難しいシュートやフォーカス合わせなど、繊細な作業はこのタワーに登って直接手で行います。 介錯棒と呼ばれる長い棒で突き、灯体の角度を1つ1つ微調節。アルミ製ですが、持ってみると結構重いです。 舞台上の灯体は、すべて調光卓でコントロールしています。あかりの変化を生かすも殺すも、操作するオペレーターの腕次第。台本の理解力やリズム感も重要です。 本番は、ここから2人でピンスポットライトを使い、役者に注目がいくよう光を当てています。芝居を壊さないように役者や相方と息を合わせることがとても大事。 ピンスポットは、舞台からこのように見えます。客席の天井にもたくさんの照明が仕込まれています。 実際の芝居明かり。舞台上に炊いたスモークが光の筋(ビーム)を映し出し、見栄えを良くします。 たくさんの灯体を組み合わせることで、躍動感のある華やかな明かりを創ることができます。